本日のブログ記事では、正確さとタイミングの向上に役立つバッティング練習方法をまとめました。選手やコーチの皆さん、ぜひ最後までチェックして、日々のトレーニングメニューに取り入れてみてください!
〜フェンス練習〜
バッターボックスの中に立って、ハンドスピードとドライブを維持したまま、ボールを打つ練習です。
- 打者はフェンスから1.5メートルほど離れて、バットを思いっきり伸ばしてもフェンスに触れないように構えます。これは、距離が足りないのか、距離が遠すぎるのか分からないときに、チェックするといいポイントです。足でしっかり構えると、肘は曲がるはずです。腕がまっすぐに伸びているなら、体からバットが離れすぎているので、少し近づけてください。
- 足を少しだけ後方へ移動し、前足でスライドします。お尻から始めて、上に向かって歩きます。これはバッターなら絶対におさえておくべきことですが、残念ながらほとんどの人が実践できていません。
- バットは肩より上に構えてください。バットのつまみは、ボールの方に向け、肩と一緒にバットを下ろすと、スイングが完成します。
- フェンスの近くに立っていても、フェンスに目を向けないでください。最初にフェンスを見てしまうと、腕が伸び、バットを押し退け、引き寄せていることになります。これはバッターがやってはいけないことです。ここで重要なのは、絶対に腕を動かさないことです。打者はあらかじめ決められたバッターボックスの範囲内にいるべきなのです。
この一連の流れを毎日少なくとも10回を実行してみてください。その後、フェンスとの接触を避けるために、フェンスから退いて、さらに同じ練習を10回行ってみましょう。ただし、あくまでもフェンスの真ん中に立っているとイメージしながら、毎回スイングを行なってください。
〜3つのボールを使ったフロントトス練習〜
このバッティング練習は、フロントトスです。すでに知っている人も多いかもしれませんが、ボールを内角、センター、外角に集中的に投げます。これらの基準点を活用することによって、打者はそのボールが適切な場所に当てているかどうかを判断していきます。
- ホームベースを基準にして、グラウンドに3つのボールを用意します。それぞれのボールの位置は、打者が打つべき場所を反映しています。
- ホームベースの前端から中央に投げるボールと、後方の角から外側に投げるボールがあります。
- 適切な順序、力強い腰の回転をキープするために、疲れを覚えないようにトレーニングします。そうすれば、ホームプレートの内側にあるボールを打とうとするときでも、ボールの中心にある芯部分にまで両手を届くようにすることができるのです。内角のボールを打つときは、手をボールの内側に引きずりながら打つことを意識してみてください。
各バッターは、3つのボールの位置から、それぞれ3球ずつ打ってみてください。そうすると計9回のバッティングになります。この練習では、9回のうち2回は打てるように目指しましょう。